真夜中のコトバ

まだ20代前半の頃、馴染みのBARでマスターに質問をした。
マスターはたぶん、40代後半〜50代前半だったかな。
日に焼けた顔と白い歯が素敵な人だった。
「マスターも寂しいときってある?」
今、思うととてもナンセンスな質問よね。
「逆に質問するけど、もしキミが5歳の坊やに 同じ質問を
されたら何て答えるの?」
彼はわたしにそう答えたわ。

バスに浸かりながら、ふとそんなことを想いだしていた。
なぜ、こんなコトをよく覚えているのかわからない。

あの時・・・わたしは幸せではなかったのだろうか?
不幸ではなかったけれど、たぶん
「寂しいときはどんな顔をしていたらいいのだろう・・・。」と
気持ちが右往左往していたに違いない。

迷うから人生って楽しい。
何もない人生なんて、砂糖を入れ忘れて焼いたカステラと同じだわ。

あなたが迷ったときは・・・
いつでもCOCOデザインスタヂヲのドアをノックして。
鍵をかけずに待ってるわ。