月の綺麗な静かな夜に。


最後の日記から、どのくらい時間が過ぎただろう。
懐かしくて、久しぶりに昔のブログを読み返してみた。
2006年・・・そうだった。
5年も前の話。
いや・・・まだ5年しか経っていない。



ブログはあれから非公開になっていたんだけれど、
あの頃読んでくださっていたユーザーさんは
おそらくもうこのブログやわたしという存在も
記憶の中にはないであろう。



ウォーホルと、ペリエと、illyのエスプレッソ、
上海のある女性の物語と、ボサノヴァとジャズが好きな・・・
そんなフツーな女のことなんかきっと忘れちゃってるに違いない。



もし、覚えてくれていたら・・・
静かな月の綺麗な夜に、そっとコメントを残して欲しい。
そうそう、わたしは静かな月の綺麗な夜と
あの頃よく部屋の窓から見た、月の光が反射した海が
大好きだった。



あれから5年。
わたしはもうあの部屋にはいないし
生きるためのエネルギーのベクトルの方向はすっかり
変わってしまったけれど、ちゃんとここに存在している。
ねえ・・・月の光が反射した海を想い出してみる・・・
こんな夜更けも素敵じゃない?



アリガトウ。

designstudio2006-05-22

いつもご覧いただきありがとうございます。
引越や、環境の変化につき 6月下旬まで日記の更新をお休みさせていただきます。
体調は良好でパキシルの減薬計画も進んでいます。
DR.は一ヶ月間の減薬計画を提案してくれたのだけれど、環境が変わったりすることもあり
ムリをせず、3ヶ月くらいで薬を中止できれば・・・と、思っています。
始め、2/1錠(10mgの半分)にした当初 一週間後に気分の悪さが出たのだけれど
それも次第に慣れてきたようで、発作なども今のところない。
気休めなのかもしれないけれど、わたしの場合はそれと同時に セントジョーンズワート
サプリメントも服用したりしている。
こちらの減薬の経過も兼ねて・・・また 6月にいろいろご報告したいと思います。
それでは・・・みなさん、素敵な初夏を♪

Reshuffle of mind.

昨年の今頃は何をしていたんだっけ?なんて考えてみたりしていた。
毎日、聴いてた音楽はコレだったなぁ・・・。
♪“蘇州夜曲”
何か心に微妙な隙間があったものの、「アン・サリー」と「ナラ・レオン」を聴きながら
素敵な気持ちにもなれたし、上海のカノジョの物語をもう一度読んだり、
その続編(N.Y.での生活)を読んだりして、わたし自身 妄想に耽ったりしていたわ。
意外にも、昨年の今頃は本を読む時間があったみたい。ジムにも熱心に通っていたし。
たぶん・・・わたしはこの頃から心の底から 精神的なゆとりや豊かさを求めるようになったのだと思う。
そして、自分の為だけに時間とエネルギーを使うコトにちょっぴりしんどくなってきた。
わたしは今まで何かを努力して勝ち得たことがないように思える。
目の前にあった木にたまたま登っただけであり、自ら木を探そうと思ったこともなかった。
他人から見ると、アグレッシヴなように感じられることも多いかもしれないんだけれど・・・ね。
木を探さなかった本当の理由は、勇気がなかったのかもしれない。
だけど、「このまま何もしなければ何も変わらない」ということの方が今度は怖くなってきてしまったのだ。
焦っていたワケではないのだけれど、そこで“心の配置転換”が起ったのだと思う。
よく「幸せは待っていてもやって来ない。」なんて言うヒトがいるけれど、
わたしの言う“心の配置転換”と、どこか共通しているように感じる。
ふとしたときや、あらゆる場面でこの「気づき」は起るのだけれど、
人生の転機になる「気づき」はそう何度も経験できるものではないよね。

通り過ぎる時間の中の些細な幸せ。

めまぐるしくゴールデン・ウィークも通り過ぎていちゃった。
会社を退職してのんびりするつもりだったのだけれど、それなりに雑用がたくさんあって
何だか一日のんびり・・・っていう日はまだない。
ハーブティーを飲みながら、ゆっくり本を読む時間がとても贅沢なコトに思えてしまう。
落ち着いたら、早くコレがしたいわ。
あ・・・でも、昨日は無印で フジッリ(ショートパスタ)とポモドーロやアラビアータのソースを買ってきていただいたし、
ハーブティーもいくつか買ってきた。無印のショートパスタとソース(ビン詰になったもの)は大変オススメ。
原産国はイタリアだし、フジッリなんか低温乾燥しているのでモチモチ感がたまらない。
たくさん買って保存しておくと、ちょっと手抜きしたいときには役立つし。
スーパーで販売されているマカロニや缶詰のような、チープな雰囲気が全くありません。
これで、お庭からバジルをちぎって添えるだけで ちょっと本格的になりそうよ。
ハーブティーレモングラスオレンジピールブレンドしてあるものを購入。
レモングラスが少し、足りないような気がしたので 自分で追加してみたら結構 美味しかったわ。
忙しい中でも、こんな些細な楽しみがちょっと幸せに感じたりして。

いつか訪れた場所とカウボーイ

やっと・・・長いトンネルから抜け出したような気持ち。
引継ぎも終わり、明日からもうオフィスのデスクに座るコトも、
締め切りの書類に追われるコトも、並べたてられた数字に頭を抱えるコトも、
情報誌の写真撮影や、フライヤーやDMのデザインにも頭を悩ませる必要もない。
元々、アンニュイリズムが心地いい人間だから たぶん社会には不向きなんだと思う。
鼻歌を歌いながら、お花の水やりをし スタジオボイスとかブルータスCASAのページを
ペラペラと捲りながらハーブティーを飲んで・・・ボサノバやジャズを聴いている毎日がわたしは好きだな。



そうそう・・・昨夜(たぶん正確には朝方だと思うけど)見た夢は、とても鮮明で
目覚めた瞬間 これは何かのヒントかもしれない、と思って必死に記憶に留めた。



場所はトーキョーのどこかの建物だったと思う。見えた景色は、橋があって川が流れていたわ。
少し、離れた場所には「SE」か「CE」、どちらかのアルファベットを含んだ店舗ビルがあった。
そのアルファベットはグリーンのフォントだったと思う。
そして、川の近くに建物があり わたしはそこを歩いているわけ。
なぜかその建物のオーナーの名前をわたしは知っている。
オオタニという名前だった。メガネをかけた、ちょっと太めの中年男性。
建物は3〜4階建で、L字型になっている。建物の名前は漢字で三文字。
鹿鳴館」みたいな、レトロなネーミングだったような気がする。
レンガ風のその建物のL字で囲まれた敷地には たくさんのテーブルと椅子があり、
オープンカフェのようになっていた。
オオタニはわたしに、この場所はちょっと有名なデートスポットだと説明してくれた。
建物の2階からは、賃貸住居になっていて わたしはそこを借りることに決めた。
そう決めた瞬間、わたしは過去にこの場所に訪れたことを想い出すのだった。
「あ・・・わたし以前、ここの場所に来たことがあるような気がする。」
屋上に上がって、わたしは景色を再確認してみる。
ああ・・・やっぱりこの景色・・・覚えているわ。
わたしは過去に誰かとここに来たことがあるもの。
納得しながら、今度は建物の向かいにあるウェスタン風のダイニングバー(?)に
行こうとしたら、カーボーイが馬に乗ってやってきた。



・・・こんな感じの意味不明な夢だったんだけれど、
同じような景色に現実に出逢ったら、すごいワクワクしちゃったりしない?
カウボーイが馬に乗ってやってくるのはありえないけど。
えっと・・・とりあえず、今日はいろいろな意味で疲れちゃったので、朝までぐっすり眠ることにしよう。

終わりは始まりの合図。

今日は会社のデスクの引出しや、本棚から私物を持ち帰る準備をした。
意外とたくさんあったので、紙袋では間に合わず ダンボールに片付けることにした。
仕事には関係のないモノも多かったので、ちょっと笑ってしまった。
お気に入りのフレグランス、漢方薬サプリメント、ハンドクリーム、
たくさんのハーブティーと、メイク用品やスタイリング剤。
ヘルマン・ヘッセの本や、美術や写真関係、アロマセラピーの本など・・・。
ダンボールを持ち上げようとしたら、とてもわたしの力ではムリだったので
男性にお願いをして、車のトランクに積み込んでもらった。
次に出勤したときは、残りの引継ぎと大切に育ててきた観葉植物の剪定をしなくっちゃ。

アロマセラピー エッセンシャルオイルブック (NEAL’S YARD REMEDIES)愛することができる人は幸せだキャパ その青春 (文春文庫)