ブルーなカクテル

BARでカクテルをオーダーするときに、あるテイストが頭に浮かんできたので
お店の男のコにわたしのイメージを伝えた。
「えっと・・・何て言うのかな・・・スパイシーでシャープな味の・・・。」
まったく、なっていない説明なハズだったのに 男のコは
「OK!OK!」といいながらシャーカーを振りはじめた。
不思議な色のカクテルがわたしの目の前に注がれ、ひと口いただいてみると・・・
「℃♀☆&£◆∋※+∞!」ってな感じでした(笑)。
なぜ、胡椒の味が?そして、とてつもなく辛いのである!
スパイシー・・・ああ、このコトバがいけなかったのね。
スパイシーではなく・・・なんだろう・・・。
そうだ!2度目に『ビター』と言い換えてオーダーすると、イメージに合った
カクテルをいただくことができました。
『スパイシー』と『ビター』では大きな違い。
自分のイメージを伝えるってコトバや表現の仕方を知らないと困難だなって
つくづく思いました。
イメージどおりのそのカクテルにはボンベイ・サファイアが使われていて
それはそれは忘れられない素敵な味でした。
6年前の春の話だ・・・。

Sapphire and Ice―ボンベイ・サファイアのための世界のクールバー&レシピブック