刹那的快楽園


水の落ちる音が敏感にわたしの聴覚を刺激する。
蛇口・・・ちゃんと閉めたのに。
起き上がるのがもったいないくらいの心地よさに包まれて
そのまま深い眠りに落ちたような気がした。
午前3時半。
森の中をさまよい歩く夢を見た。
でも、不思議と迷ってしまったという感覚はなく
明るい日差しと鳥の囀りをタノシミながらわたしは歩く。
身体を波打つ血液の流れを感じながら、再び目覚める。
午前4時。
たったの30分でわたしは森の中でのある素敵な体験をした。
自分に戻れないような気分におそわれたんだけれど
このままでもいいのかもしれない・・・そんな気分にさせるほど
ヒトには語れない刹那的な快楽だった。



素敵な花に囲まれながら・・・。






追伸:わたしの「作品」を心待ちにしてくださるみなさんへ。
諸事情により、なかなか創作意欲がわかず お待たせをしております。
もうちょっとだけ、ビートニクのような生活をさせてください(笑)。
(※J・ケルアック「路上」参照)