DEAR MY FRIEND


姉さんにプレゼントを贈ったら、さっきお礼の電話がかかってきた。
姉さんって言ってもわたしとは全く血のつながりのない関係だけど
わたしにとっては姉妹のような存在。
彼女と初めて出会ったとき、わたしは前からずっと知っているような気がしたわ。
そして、わたしたちはよく姉妹だと勘違いされることが多かった。
顔のどこかが似ているのだろうか。
仕事の帰りによく、BARでお酒をいただきながら
波瀾万丈な彼女の人生の話を聞いたっけ・・・。
身のこなし方、言葉遣い、気配り、そして穏やかさ・・・すべてにおいて素敵な
女性だから、彼女から波瀾な過去があることは、全く感じない。
そんな彼女は、わたしの人生を変えたキーマンなんだな。
あのとき、あの場所で、あのコトバを彼女が言わなかったら
わたしはもしかして、今とは全く別な人生を歩んでいたのかもしれない。
「久しぶりに会う人が、あの頃と全く別な人生を送っていたりして。
人生って本当にわからないものよね。」なんて、電話で姉さんも言っていた。
ねぇ、姉さん?10年先、お互いにどんな人生を歩いているんだろうね。

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