本能に生きる彼女の艶かしい愛の翻弄。

今日はグレープフルーツのエッセンシャルオイル精油)をアロマポットに。
この精油の効能はリンパ系を刺激し、組織細胞に栄養を与え、体液の流動を調整する。
また、精神的な効能としては気分にムラが生じているときに役立ってくれ、
軽い催眠効果もあるるらしい。
月経前緊張症候群(PMS)のメンタルに現れる不快感で悩んでいる女性にもおすすめかもしれません。
話は全く関係のない方向になるのだけれど、グレープフルーツの香りでいつも想い出すのが、
「今度中絶したら子供は生めなくなりますよ」こんな衝撃的な1行から始まる小説、
作者:木村恵子 「グレープフルーツ (角川文庫)」だ。15年くらい前の作品かな。
ユキヲがグレープフルーツの香りのする男を好きになり、次々とオンナの本能で4人の
オトコを愛する物語なんだけどね。
時代背景はもちろん、質や状況は違うものの、どこか「上海ベイビー」にオーバーラップ
するようにわたしは思える。この本は今はもう手元にないので、定かではないのだけれど
ノーパン喫茶や昔トーキョーで流行ったディスコなんかが登場していたような記憶が
あるので、わたしよりもっと年上の方が詠んだら懐かしくて別な愉しみがあるのかもしれない。
ところで・・・ユキヲが好きになった、グレープフルーツの香りがする男はともかく、
あなたはそんな香りのするオトコがいたらどう思う?
クリスチャンで、シャイクスピアを愛し、ダリを天才と言う・・・
しかし、女性を愛し抱くことができない。そんなオトコがわたしの頭をよぎってしまう。


さて・・・アロマポットのキャンドルも消えかかっているので、そろそろバスタイム
しましょうか。久しぶりにキース・ジャレットでも聴きながら・・・。



※読んでみたい方はコチラをご参考にどうぞ。木村恵子(著)「グレープフルーツ」角川文庫